GREETINGごあいさつ
訪問看護・メディカルフィットネスKISAUMは医療法人久和会が設置する訪問看護ステーション(指定居宅サービス事業所・指定介護予防サービス事業所)です。主に、せん妄(軽度意識障害)の状態となった患者さんの対応に力を入れています。
また、医療法42条施設(疾病予防運動施設)としてメディカルフィットネスにも取り組んでいます。生活習慣病治療や予防、健康増進、リハビリ後の運動などを通して、健康寿命延伸・QOL向上などの地域の健康課題解決のお手伝いをいたします。
皆さまとのご縁を大切にし、皆さまが笑顔あふれる日々を送れるように、多職種スタッフが一丸となり、医療を通じて地域社会に貢献いたします。
医療法人 久和会 理事長
北 英二郎
北 英二郎
医療機関の悩み
- せん妄の状態が持続しているので、自宅や施設に退院させられない
- リハビリ継続が必要だが、リハビリ目的の療養先病院がすぐに見つからない
- 自宅に戻ったら食事摂取は大丈夫だろうか?栄養指導を継続したい。
- せん妄対応で用いている向精神薬の調整など、退院後はどうしたらいいのだろう?
患者や家族の悩み
- せん妄の状態が持続していて、家庭では面倒を見る自信がない
- 自宅に戻ったらリハビリしなくなって、動きが悪くなるのでは?
- 自宅では、どんな食事を食べればいいのだろう?
当事業所では、上記お悩み解決のお手伝いを致します。
総合病院に於けるリエゾン精神医学にも長年従事しており、入院患者のせん妄対応やせん妄対策(DELTAプログラム導入)に努めて参りました。
DELTA PROGRAMDELTAプログラムとは
DELTAプログラムは、国立がん研究センター東病院で開発された「多職種によるせん妄予防と初期対応」のプログラムです。
私は、これまでに
- 宮崎県立延岡病院
- 済生会熊本病院
- 谷田病院
- 鶴田病院
- 済生会下関病院
- 阿蘇医療センター
- 済生会松山病院
などに導入のお手伝いをして来ました。
このシステムを導入することで、下記のような結果が得られています。
-
せん妄の発症率の
低下 -
転倒や自己抜管などの
有害事象の減少 -
ベンゾ系薬剤の
処方減少 -
退院時の
ADL改善 -
入院期間短縮
このシステムは、まだ病院にしか導入されていません。入院中にせん妄を来した患者さんが、退院後も安心して生活が送れるように、このプログラムに準じた対応を訪問看護でも実践出来るようにしました。せん妄が遷延しているために自宅や施設に戻るのを躊躇していたような患者さんに対しても、退院後の安心サポートが出来ます。